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蛋白質の正しい摂取法
2017.05.19

蛋白質の正しい摂取法
蛋白質の正しい摂取法
私達が必要以上に取った蛋白質はアンモニアに変わって肝臓で解毒され、腎臓を通って外に排出できます。
肝臓の機能が弱っている方や慢性肝炎の方は肝臓の解毒能力が低下し、過度に肝臓を使い過ぎると肝機能低下または肝性昏睡にもなり得ます。
むくみやすい方や排尿障害の方は、蛋白質摂取には要注意です。
蛋白質を分解した物質の尿素は、腎臓から排出されます。過度な蛋白質摂取により腎臓から排出される尿素の量と濃度が増加し、結果、腎機能が低下し腎臓に毒素が残る尿素症を誘発、血管内の老廃物質による高血圧、糖尿病を誘発します。
 
蛋白質の摂りすぎは「毒」になりますし、正しく摂取すると「薬」になります。
蛋白質には動物性蛋白質と植物性蛋白質があります。
 
◆動物性蛋白質の長所
1.高い消化 90%
2.高い機能力
3.9種の必須アミノ酸
4.完全な蛋白質
 
◆植物性蛋白質の長所
1.飽和脂肪がない
2.低カロリー
3.植物性繊維、ビタミン、無機質が豊富

動物性・植物性蛋白質を適当な比率で摂取します。
蛋白質の1日の摂取量は、体重1㎏あたり0.9g(成人標準)
例:65㎏×0.9g=約60g 摂取すると良い。

65歳以上の方は蛋白質消化吸収率が落ちているので、5g減らして摂取するのが良いです。
普通の方は鶏のささみ肉100g全部が蛋白質だと思うでしょう。
肉、魚、豆類は100gの中に20g~25g、米類には100gの中に10g、きのこ、野菜類には100gの中に5gの蛋白質があります。
 
蛋白質は1回にいっぱい摂っても100%体内で吸収ができません。
1回で体内で吸収できる蛋白質の量は20g~25gです。必要以上摂っても余った蛋白質は体外に排出します。
肝臓と腎臓を通して外に排出します。正しい摂取は、毎食に分けて摂るのが良いです。
65歳以上で消化機能が落ちている方は、動物性蛋白質3:7植物性蛋白質で摂ると良いでしょう。
例:60㎏×0.9g=54g(蛋白質の量)
 
お肉は手のひらの半分位、豆半カップ、豆腐1丁、野菜1皿を3食に分けて摂りましょう。
 
【体型でわかる体質の分別法と食事】
 
1、腹部肥満型 (少陰)
腕と足が細く、腹部だけが肥満の方。
お腹が冷えやすい、胃腸が弱い、胃腸血管循環が悪く、胃腸に残る老廃物質「痰」。
下腹が冷えやすく、大腸の運動が低下し便秘になりやすい。

【蛋白質の間違った摂取法】
消化不良、腹痛、下痢誘発、慢性消化不良、胃炎など。
胃腸疾患、慢性肥満。
筋肉量を増やすと良い。体を温める食事を摂ると良い。
 
   良い  悪い
 肉類  鶏肉、牛肉、羊肉、鴨、山羊  豚肉、猪、牛乳、卵、ヨーグルト、バター
 魚類  鯛、いわし、さわら、うなぎ、どじょう、はも、鯉  貝類、カキ、さざえ、あわび、エビ、イカ、タコ、にしん、さんま、なまこ
 穀物  玄米、もち米、もち粟、白豆、いんげん豆、えんどう豆、ごま  黒米、麦、そば、黒豆、緑豆、はと、黒小豆、ともろこし、えごま、小麦粉
 果物  りんご、オレンジ、みかん、レモン、グレープフルーツ、いちご、杏、ゆず、桃、いちじく  梨、ブドウ、瓜、スイカ、柿、パイナップル、メロン、キウイ、花梨、バナナ、梅、マンゴー
 
2、下肢肥満型 (少陰)
下肢が太りやすく、お尻、太もも、ふくらはぎに集中。消化不良による老廃物質が
下肢と胃腸に集まり、下肢がむくみやすく、脚がしびれやすい。
消化不良、胃炎など胃腸疾患に下肢浮腫、生理不順、関節炎、排尿障害、下肢循環不良などの
症状。
温める物+気血を補う食べ物が良い。
 
   良い  悪い
 肉類  鶏肉、牛肉、羊肉、鴨、山羊  豚肉、猪、牛乳、卵、ヨーグルト、バター
 魚類  鯛、いわし、さわら、うなぎ、どじょう、はも、鯉  貝類、カキ、さざえ、あわび、エビ、イカ、タコ、にしん、さんま、なまこ
 穀物  玄米、もち米、もち粟、白豆、いんげん豆、えんどう豆、ごま  黒米、麦、そば、黒豆、緑豆、はと、黒小豆、ともろこし、えごま、小麦粉
 果物  りんご、オレンジ、みかん、レモン、グレープフルーツ、いちご、杏、ゆず、桃、いちじく  梨、ブドウ、瓜、スイカ、柿、パイナップル、メロン、キウイ、花梨、バナナ、梅、マンゴー
 
 
3、上肢肥満型(少陽)
下肢が弱く、上肢肥大、肩が広く、腕が太い、胸が厚い方、体全体に熱が多く、特に上肢に熱が集まる体質。上肢の気の流れが悪くなると、上肢がむくみやすい。
上肢肥満の方の間違った摂取法胃腸機能が良く、消化機能が良くて、食事を過食する傾向がある。
腎機能が弱く、過剰に蛋白質を取り、腎臓を無理に働かせ、老廃物質の排出が弱い。
浮腫、排尿障害がある。
 
   良い 悪い
 肉類  豚肉、鴨、七面鳥、鶏卵  鶏、山羊、羊、牛乳、バター
 魚類  貝類、カキ、あわび、エビ、カニ、タコ、イカ、青魚(さば、さんま、にしん、まぐろ、ふぐ)  鯛、ヒラメ、どじょう、うなぎ、はも
 穀物  米、黒米、麦、国産小麦粉、そば、黒豆、緑豆、えんどう豆、いんげん、とうもろこし、エゴマ  もち米、玄米、赤小豆、もち粟、うるち粟、白豆、きび、はと麦、ごま
 果物  スイカ、ぶどう、柿、メロン、バナナ、パイナップル、マンゴー  リンゴ、みかん、グレープフルーツ、花梨、ゆず、レモン、マンゴー、梅
 
 
4、全身肥満型(太陰)
体が大きくて全身が肥満。特に腹部肥満。消化力が良くて体内に吸収貯蓄しやすい。
老廃物質の排出機能が弱く、全身肥満になりやすい。肺機能が弱い。
大根が体に良い。
 
   良い  悪い
 肉類  牛、豚、鶏、七面鳥、羊、山羊、鹿  鶏卵、バター
 魚類  鯛、カレイ、いしもち、さわら、鮭、鯉、うなぎ、どじょう、なまこ  貝類、カキ、さざえ、あわび、エビ、カニ、イカ、タコ、フグ、さば、さんま、にしん
 穀物  玄米、もち米、はと麦、国産小麦粉、えんどう豆、白豆、ごま  黒米、麦、そば、緑豆、えごま、とうもろこし、黒豆
 果物  オレンジ、みかん、レモン、リンゴ、スイカ、いちご、桃、いちじく、梅  メロン、瓜、ぶどう、バナナ、柿、梨、パイナップル、キウイ、マンゴー
 
 
5、全身やせ型
嫌いな物が多く、胃腸が弱い。肉食が好みではない。神経が敏感。骨が細い。
消化機能が弱いので、肉類より魚類から蛋白質を取ると良い。
ぶどう、ピクルスが消化を助ける。
 
   良い  悪い
 肉類  牛、鶏  豚、牛乳、卵、ヨーグルト、バター
 魚類  貝類、しじみ  イカ、タコ、なまこ、カキ、さざえ
 穀物  白米、きび、納豆などの発酵食品  そば
調理は油で焼くより煮物が良い。
 
 
 

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